大手国産メーカーの情けない状況です

大手国産メーカーの情けない状況です
アイアンライ角調整の依頼で来られた方のクラブクリニックだったのですが、ライ角がフラットなのに球が左に行ってしまう不思議な現象で、原因不明難解な状況でした。
スイング解析をしたところインパクトでのシャフトトーダウンが大きくシャフトが柔らか過ぎる事が要因の一つかもとシャフトを硬くすることになり、シャフトを抜いたところシャフトに真鍮のウエイトが入っていました（入っている事に不思議はないのですが）ヘッド重量を測定すると、通常の重量より１０ｇも軽いではないか。
まさかと思いながらシャフト内の真鍮ウエイトを抜いてみたところ　５番で１０ｇ　最も軽い６番でも７ｇが入っていました。

シャフトに１０ｇも入っておれば、バックデザインを細かく綺麗に仕上げたところで何の意味もなく、重心位置は設計の意図と関係なく惨めな状況となっていました。
以前ウエッジで１０ｇも入っていたクラブがありましたが、セットで同じように大量のウエイトを入れるとは、日本を代表する大手メーカーの製品として「非常に情けない」状況です　「問題意識の欠落」でしょうか・・・？